10月19日抜けるような青空のもとで植樹とどんぐり拾いのイベントが 開催されました。昨年6月から数えて4回目の飛越源流の森づくりでしたが、回を重ねる毎に参加者が増え、今回はなんと!総勢260名もの方が駆け付けてくれました。
それも、「今回は友達を連れてきたよ」とか「近所のみんなに声をかけたんだよ」とか嬉しい言葉がいくつも聞かれました。いつも活動の度に“繋がり”を感じていましたが、今回は更に強烈に感じました。まるで参加されたそれぞれの人たちのハートの部分とハートの部分を繋いだ糸が見えるようでした。
さて、今回は午前中にカエデ・コブシなど全部で6種約250本の苗木を植え、午後はどんぐり拾いやアースアートなどで楽しみました。もちろんお昼にはいつものように富山の漁連さんのご好意で山海汁や鉄板焼が振舞われました。
植樹は始めての方も多く、丁寧に丁寧に植えていきました。再三、このブログでもお伝えしている通り、この場所はトンネル残土の捨て場だった場所で土壌が良くありません。そこで、神通川の流木から作られたバーク堆肥などを混ぜ入れ、植樹と同時に土壌改良も施しながら進めていきます。
さて、場所を移してのどんぐり拾いでは子供から大人まで存分に森の中を満喫しました。今年のどんぐりは平年より少し少ない感じでしたが、それでも、参加した方のウキウキした心を満たすには十分だったようです。今年はすでに紅葉も始まっていたこともあり、ただ森の中に身をおくだけで、こころを洗濯したような気分になったのでは?
さらに、隣県の富山などでは今年もどんぐりが不作で熊が人里までおりてきているといったことも起きているので、今後そういったことに関心を向ける良いキッカケにもなったのではないでしょうか?森の中で起きている出来事は都会に暮らす人も含め決して無関係ではないのでは?
最後に森の中で拾ったものと砂浜で拾ったものとでクラフト作り。ここでも森と海との融合を狙いましたが・・・。う~ん、結果ただのクラフトづくりになってしまったような・・・。でも、こちらの思惑は別にして親子ふれあいながら楽しんでいたようで、それはそれで結果オーライ。
今回のイベントを通して、特に子供達にとっては木に触れ、土に触れ、どんぐりに触れ、葉っぱに触れ、森の中の空気に触れ、楽しい雰囲気に触れ、そしてたくさんの笑顔に触れ・・・。いつの日か、この体験が“繋がり”を理解し、自然環境・地球環境を想うきっかけになればと願う次第です。これは、今回参加された大人の人たち共通の願いではないのかな。
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