6月10日、前日まで続いていた不安定な天気がなんとか奇跡的に回復!!薄曇りではありましたが、参加されたみなさんの熱気が雨を吹き飛ばしたような感じでした。
用意した広葉樹の苗は800本。カツラやカエデ、エンジュなど8種類の木を集まったおよそ170人の参加者とともに植えました。ドングリの会会員の方はもちろん、様々な所からたくさんの人が駆けつけてくれました。そのうち下流側富山県からの参加者は85人ほど。感謝とともに心の底から湧きあがってくる感動の思いをおさえられませんでした。県境を越え、流域としての活動になればと、飛越と銘打ったこの森づくり。しかし、実際にはこの宮・神通川流域以外の方たちもたくさん参加され、改めて流域も繋がっているけど、森や山は更に繋がっているし、大地はもちろん大空はどこまででも繋がっているということを思い出させてくれました。これらの繋がりは環境のことを考えるにあたっては非常に大切な、そして根底におかなければならないのではないかなと考えさせられました。
また今回はトンネル残土へ植樹ということで、土壌改良材を混ぜ込みながら1本1本丁寧に植樹していく作業。「なかなか時間がかかるだろうなぁ」「800本全部植えられるかなぁ」と、直前まで心配していましたが、参加されたみなさんのパワーはすさまじく600本ほどは午前中の内にあっという間に植えられてしまいました。
急遽、お昼の時間を早めにして、富山からいつもドングリの会のイベントに 参加してくださる富山県漁業組合連合会のみなさんによる山海汁・すり身焼き・ゲンゲの干物などをいただきました。近年魚離れが叫ばれる子供達も「おいしい、おいしい」と、口にほおばっている姿を見て富山県漁連の方たちも感激しておられました。森の恵みも海の恵みも繋がっていることを少しでも感じてもらえたら良いなぁと思いました。
午後も無事植え終わり、みなさんの笑顔とともに終了できました。富山からの来られた方々も「本当にいい汗を流すことができ満足できた」「今日は来てよかった。また企画してください」とおっしゃっていただき、前日までの準備の苦労がすっかり洗い流されました。
参加されたみなさん本当にご苦労様でした。そして、今回残念ながら参加できなかったみなさん、次回是非是非参加してみてください。きっとたくさんの笑顔に出会うことができることでしょう。そして、海と森、人と人、想いと想いがやっぱり繋がってるんだなぁということが実感できることでしょう。この森づくりはこの後、今年秋と来年夏とまた計画しております。またたくさんのご参加お待ちしております。
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