みなさん!暑さに負けずに元気でおりますでしょうか?
ここ飛騨も全国同様厳しい残暑が続いております。
各地ではこの夏の猛暑のせいでお城に植栽されていた立ち木が枯れてしまったり、線路が歪んでしまったりといろんな騒ぎが起こっていましたが、私が心配していたのは当然みなさんと一緒に山へ植栽した苗たちや苗畑でどんぐりから育てている苗たちです。
ということで、今回は飛騨周辺の苗たちの近況をお知らせいたします。
まずは苗畑。毎朝土壌に水を這わせているおかげで、枯れたりしているのはなかったですが、トチノキの葉っぱなどは茶色く日焼けしてしまったものがありました。しかし、おおむね元気に成長を続けているようで一安心。
次は「バットの森づくり」でアオダモを植栽した場所にいってみました。本来、日陰を好む性質のアオダモですから燦々と日が注ぐ日々に耐えられているのか!?
取り越し苦労でした。アオダモたちは元気にやってました。回りの草たちが日陰を作り保湿もしてくれていたようです。ここの場所はもともと二次林で落葉広葉樹が生えていた場所ということもあり土壌も肥沃で保水能力も高かったのでしょう。また一安心。
さて、最後は今年の夏前に「飛越源流の森づくり」で植栽した苗たちです。実はここが一番心配でした。なぜなら全国でもあまり例の無いトンネル残土への植栽。土壌環境は最悪。植えるときにバーク堆肥やセラミック炭を土と一緒に混ぜ込んで土壌改良しているとはいえ保湿能力は他の土壌と比べると高くはないはず。全滅という最悪の状況も心の底では覚悟してました。
現場へ到着。雑草が生い茂っているため植栽樹である印のピンクのリボンがすぐには見えません。おそるおそる中へ入ってみると・・・・・・、居ました!ピンクリボンをなびかせた植樹した苗木たち!中でもとりわけ元気なのがマメ科の【エンジュ】(上)。荒地に強い【カエデ】も元気。そして、一番心配していた水が大好きな【カツラ】(下)も元気そうにしておりました。しかししかし、正直良く見ると土壌のせいかこの暑さのせいか、枯れてしまったものもちらほらありました。特にエゴノキやウツギは残念ながらこの環境に耐えられなかったようでした・・・・・・。
かわいそうなことをしてしまったなという思いと反面、この場所で続く予定の「飛越源流の森づくり」の活動では、今回の結果を踏まえ、原因を探り、実情を把握してこれからの活動に繋げていければと思いを新たにした次第です。
みなさん、これからも見守っていてやってください。
秋の「飛越源流の森づくり」はどんぐり拾いと共に補植をします。予定日は10月20日(土)!!みなさん予定をあけて待っていてください。詳細が決まって来次第このHPでも案内します!
最後の写真は「涼しさ」のおすそ分け。
やち
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